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まいぷれ編集部が行く!

≪南関町≫ヤマチク

煌めく日常に目を向けて

竹箸メーカー「ヤマチク」

何気ない日常こそ、煌めくモノを使用したい

日用品への「こだわり」はありますか?食器や洗剤など「コレ!」というものが一つくらいはある方が多いと思います。(ないよ~という方も、よくよく考えてください。ついリピートして使っているものはないでしょうか?)同じ類でも価格帯や使い勝手、デザインなど、選ぶ基準も人それぞれです。

 

南関町の「ヤマチク」さんは、ポップでカワイイ色使いのものやシックな漆塗りといった、様々な竹箸を製造・販売しています。竹林が多く、昔から竹製品の製造が盛んだった地域ですが、現在は高齢化や後継者不足が現実です。しなやかな竹は「持続可能な資材」として世界中で注目されています。時代の変化に伴い新しい挑戦を続ける中で、竹の切り出しから販売までを自社で賄うことができる、メイドイン日本の竹箸メーカーとなりました。

日常的に使用しているからこそ、ものづくりの原点と捉え「ヤマチクにしかできない仕事」に誇りを持ち、食卓に“正しい光を射すアイテム”を届けたいとの想いでひとつひとつ丁寧につくられています。

箸の端っこワークショップ

OEMや、都市部のデパートでの販売が多かったそうですが、新型コロナウイルスの影響があり受注が激減。もちろん、当初予定していた売上げも激減してしまったのですが、生産数を落とすことをせず、それどころか、社員向けに新商品のコンペを行うなど、新しい発想を生み出すことに充てる時間にしました。

「端材を使ってなにかできないか」という女性社員の発案により、様々な意見を出し合い『アクセサリーのワークショップ』として生まれた企画です。

 

今回は、モニターとして特別に体験させていただきました。

まず、パーツを選びます。カラフルな端っこパーツ。

色合い、形、デザイン…どれとどれを組み合わせようか、悩む時間も楽しいのです。

ー製作に夢中になりすぎて、途中の写真がありません(;^ω^)ー

 

製作時間は1時間ほどでしょうか。

完成!!!!

カ…カワイイ★

 

まさかこれが、"箸の端っこ”とは…。誰が想像するでしょう…。

 

ヤ「もし、愛用していた思い出の箸がアクセサリーにできるなら、どう思いますか?」

編「それはそれで愛着が湧きますし、欠けていてもそれは味になりますし、良いと思いますっ!」

ヤ「そこにストーリーが生まれるから、やっぱいい企画ですよね~」

 

という感じで、素敵なことを話しながら作ったピアスは、そこに「ヤマチクで作った」というストーリーが生まれ、愛着が湧きますね。

ワークショップは、予約制となっています。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

ほとんどの工程は職人による手作業

ワークショップで製作したピアス(作:編集部)

お客様により近い場所へ

箸を購入する大半の人は、自分のため、もしくは、親しい人のためです。私たちの暮らしに密着しているからこそ、「お客様により近い場所」で届けたい想いがあります。

前述したように、受注が激減してしまった訳ですが、都市部に集中していた販路をローカルにも降ろし、工場で販売会をする時は社員自ら、チラシを配りました。地域を知る社員(職人)だからこそできることですし、なにより、会社や自社製品への愛や誇りがないと、到底できることではありません。そこには、お互いを大切に思いう社風が育まれているのだと感じました。

今秋には、心の距離をより近く感じることができる、大きなイベントを第2工場にて開催される予定です!!

整然と並んだ箸は、どこか凛としています

自社ブラント「okaeri」の箸

※工場内販売所でも購入することができます

editorial note

新型コロナウイルス、7月の豪雨…。今年は本当に見通しが持てないことが多く、人と人との距離を離してしまったり、価値観を変えてしまったように感じています。

何気なく使用している“お箸”ですが、手なじみの良さや使いやすさ、産地などを気に留める方は正直なところ、少ないのではないでしょうか。

コロナ禍の今、自宅で過ごす時間が増え、日常に目を向ける機会が多くなりました。私自身、ヤマチクさんの箸を愛用しているのですが、繊細で丈夫な作りの箸をとおし、「丁寧に暮らす良さ」を実感し、今まで気づくことのできなかった「日常」をより見つめる機会になっています。

たった一膳の箸かもしれませんが、関わる全ての職人さんの想いを乗せ、私たちの手元に届きます。田舎の小さな会社だからこそできる製品であり、ヤマチクだからできることがここにあります。

私たちが当たり前と思い、見過ごしている日常にある"逸品”とヤマチクが手を取り合うことで、地域の暮らしを支え、私たちも豊かな気持ちになることができるのではないでしょうか。

ファンのひとりとしても、「竹の、箸だけ」のヤマチクさんの今後の展開がとても楽しみですし、箸でつながるストーリーをみなさんにもぜひ、味わっていただきたいです。

会社名 ヤマチク
住所 熊本県玉名郡南関町久重330
電話番号 0968-53-3004
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WEB SHOP https://yamachiku.stores.jp/

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。