まいぷれ編集部が行く!
「音楽の都玉名」へのとりくみ
子どもたちの真剣な眼差し☆
玉名市と姉妹提携を結ぶアイオワ州クラリンダ市。「スイングジャズの父」と言われるオルトン・グレン・ミラーが繋いだ縁で交流が始まりました。過去にもグレンミラーフェスティバルを開催し、また、玉名女子高校・専修大学付属玉名高校、両校の吹奏楽部が全国で活躍するなど「音楽のあふれる街」の事業の一環として取り組んでいます。
玉名市では、玉名市アーティスト登録したプロの演奏者が、洋・和など楽器のジャンルを問わず、幼稚園・保育所~中学校まで演奏者の派遣を行っています。
間近で生演奏を聴き、さまざまな楽器に触れる体験をし、音楽を通して感受性豊かな人材を育成することを目的としています。
「絵本と音楽の世界」
読み聞かせと演奏の融合
園の先生にお話を伺いました。
―アウトリーチ事業に参加しようと思ったきっかけを教えてください
他の園から事業のことを聞き、好評だったたので、参加したいと思った。
―保育現場として事業をどのように思いますか?
保育園には限られた楽器しかなく、楽器そのものを見聞きする機会が少ない。
絵本などで楽器の絵を見ると「これは○○だよ」などと教えてくれ、情操教育の一つになっていると思います。
素晴らしい取り組みなので、ぜひ他の自治体にも広がってほしいですね。
今回の演奏者「樂奏団ゆめのねいろ」のみなさんにもお話を伺いました。
―アウトリーチ事業に参加した経緯を教えてください。
玉名市を拠点に活動をしているので、音楽をもっと根付かせたいという想いから登録しました。
子どもたちからも学ぶことが毎回あり、自分たちも共に成長させてもらっています。
―子どもたちからの反応はいかがですか?
毎回、目をキラキラさせて聴いてくれる子どもたちばかりです。知っている曲は手拍子をしたり、歌ったり…。年齢によって反応は様々ですが、音楽を通して会話をしている気持ちになります。
―奏者として事業をどのように思いますか?
子どもたちは純粋に音楽を楽しんでくれているようで、先生方からも嬉しいお声かけをしていだたけています。
音楽は「人と人をつなぐ力」があると思うので、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで世代を問わず、すべての人に音楽を楽しんでいただける事業になることを願います。
「樂奏団ゆめのねいろ」のみなさん
アウトリーチ事業を行っている自治体は珍しく、子どものころから本物の楽器の音に触れることで、豊かな心を育み、音楽に対する苦手意識をなくすきっかけになると思います。
玉名市への「ふるさと納税」の寄付金の一部が事業に充てられています。本当にありがたいです。
子どもたちをベースに世代を問わず、音楽を通して、豊かな心を持つきっかけになるような事業になることを期待したいですね。
最後に、今回取材にお力添えをいただきました玉名市教育委員会文化課をはじめ、鍋保育園、樂奏団ゆめのねいろのみなさん、ありがとうございました。
※アウトリーチ事業やアーティスト登録のお問い合わせは、玉名市教育委員会文化課まで。
電話番号→0968-75-1136